セサミンでアルコール代謝を促進

セサミンは肝臓のアルコール代謝を促進することで悪酔いや二日酔いを軽減してくれます。
セサミンがアルコール代謝を促進するしくみやその働きを高める方法などを詳しく見ていきましょう。

セサミンがアルコール代謝を促進するしくみ

肝臓は酵素によってアルコールを分解し、さらにアルコールが分解されてできる有害物質アセトアルデヒドを、また別の酵素で分解しています。
セサミンがアルコール代謝を促進する働きは、簡単に言えばこの酵素の働きをセサミンが活発にすることによるものです。

お酒に含まれるアルコールは、肝臓でアルコール脱水素酵素という酵素によって分解され、アセトアルデヒドになります。
そしてアセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素によって分解されて毒性の低い酢酸となり、最終的には人体に無害な水と二酸化炭素にまで分解されて体外へと排出されます。
この際に、体内に入ったアルコールの量に肝臓のアルコール分解が追いつかないことで起こる症状が「悪酔い」、アルコール分解後にできるアセトアルデヒドの量に、肝臓のアセトアルデヒド分解が追いつかないことで起こる症状が「二日酔い」です。
アルコールやアセトアルデヒドは人体に有害な毒物ですので、悪酔いや二日酔いというのは、毒物によって身体がダメージを受けている状態とも言えます。

セサミンはこのアルコール脱水素酵素やアセトアルデヒド脱水素酵素の働きを高めることで、アルコールをスムーズに分解し、悪酔いや二日酔いを軽減させるのです。

アルコール代謝に対するセサミンの働きを高めるには

セサミンのアルコール代謝を促進させる働きを高めるには次のような方法があります。

含有量が高いサプリメントを選ぶ

サプリメントのセサミン含有量は製品によって異なります。
摂取したセサミンの量が多ければ多いほど、肝臓のアルコール分解を促進する働きは強くなりますので、他の製品よりも含有量が高いサプリメントを選ぶことが重要です。

お酒を飲む数時間前にサプリメントを飲む

飲んだサプリメントが消化・吸収されて、肝臓のアルコール分解を促進させるまでには数時間のタイムラグがあります。
悪酔いや二日酔いになってからセサミンを摂るよりも、お酒を飲む数時間前からセサミンを摂っておく方が効果が上がります。

悪酔い・二日酔いに効果のある栄養素を一緒に摂る

悪酔い・二日酔いに効果のある栄養素には次のようなものがあり、セサミンと一緒に摂ることで相乗効果が期待できます。

糖分・・・肝臓がアルコールやアセトアルデヒドを分解するのに必要となります
L-システイン・・・アセトアルデヒドと直接結合することで、アセトアルデヒドの分解を早めてくれます
タウリン・・・アセトアルデヒド脱水素酵素の働きを活発にする他、アルコールやアセトアルデヒドによってダメージを受けた肝臓を修復する働きがあります

水分補給をこまめに行う

二日酔いの時に喉が渇いて痛むのは、アルコールによって身体が脱水状態にあるからです。
悪酔いや二日酔いの症状が出る前から、お酒の合間にソフトドリンクを飲むなどして水分補給をこまめに行うようにしましょう。
お茶やウーロン茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、水分を排出してしまうためあまりおすすめできません。
水分に加え糖分を補給できるという点でスポーツドリンクが最適と言えます。

まとめ

お酒に含まれるアルコールは肝臓で分解され、アセトアルデヒドを経て最終的には水と二酸化炭素まで分解されます。
この際に有害物質であるアルコールやアセトアルデヒドの量に対して肝臓の分解が追いつかないことによって起こる症状が悪酔いや二日酔いです。
セサミンはアルコールやアセトアルデヒドを分解する酵素の働きを活発にすることで、悪酔いや二日酔いを軽減してくれます。

セサミンの持つ肝臓のアルコール分解を促進させる働きを高めるためには

セサミンの含有量が高いサプリメントを選ぶ
お酒を飲む数時間前にサプリメントを飲む
糖分やL-システイン、タウリンなどの悪酔い・二日酔いに効果のある栄養素を一緒に摂る
ノンカフェインのソフトドリンクで水分補給をこまめに行う

などの方法があります。