ゴマの若返り成分、それは「セサミン」
ゴマは昔から不老長寿の効果がある作物とされてきましたが、その効果の源はセサミンです。
セサミンが持つ若々しさを保つ働きについて詳しく見ていきましょう。
セサミンは活性酸素を除去することで老化を防止する
セサミンの若返り効果の中でも筆頭に挙げられるのが、老化の原因物質「活性酸素」を取り除くことによる老化防止の働きです。
酸素が変化した活性酸素は、紫外線やタバコ、アルコール、強いストレスなど様々なものが原因で発生し、周囲の細胞や組織を傷つけ、ガンや老化の原因となります。
頭皮で発生した活性酸素が原因で起こるのが白髪や脱毛、薄毛といった髪の老化ですし、肌の表面で発生した活性酸素が原因で起こるのがシミやしわ、たるみなどの肌の老化です。
また、食事の栄養を吸収するための肝臓では多量の活性酸素が発生しており、加齢と共に肝臓の機能は低下し場合によっては脂肪肝となります。
セサミンはこのような身体の様々な老化を引き起こす活性酸素を除去することで、老化を抑えてくれるのです。
セサミンが肝臓を若返らせることで、栄養もしっかり行きわたる
セサミンは加齢によって低下した肝臓の機能を回復させ、食事の栄養がきちんと全身に行きわたるようにしてくれます。
先ほども触れましたが肝臓の機能は加齢と共に低下していき、食事の栄養を十分に吸収できなくなります。
すると肌や髪、筋肉、脳などに必要な栄養素が足りなくなり、以前のような外見や機能をキープできなくなってしまいます。
これもまた老化の大きな原因です。
セサミンは機能が低下した肝臓や脂肪肝を正常な状態に回復させ、食事からの栄養をきちんと吸収できるようにします。
こうして身体の外見や機能を維持するために必要な栄養素が全身にしっかりと行きわたるため老化を抑えることができるのです。
食事の脂質をエネルギーに変え、アクティブに活動できるようにする
セサミンは脂質からエネルギーを取り出す効率を良くすることで、いきいきと活動できる身体にしてくれます。
身体を動かすためのエネルギーは食事に含まれる脂質です。
しかし、運動不足の人や加齢で肝機能が低下した人、脂肪肝の人などは脂質からエネルギーを取り出す効率があまり良くありません。
セサミンは脂質からエネルギーを取り出す反応(β酸化)を活発にするため、食事の脂質から効率良くエネルギーを取り出せるようになり、今まで以上に動き回れてスタミナもある身体となります。
女性ホルモンの働きを補い、いつまでも女性らしい見た目を生み出す
セサミンは閉経後に激減してしまう女性ホルモン・エストロゲンの働きを補うことによって、女性の老化を抑えてくれます。
女性ホルモンは女性の性機能だけでなく、女性らしい外見や血行調節などに欠かせない物質です。
しかし閉経によって分泌量がほとんど無くなると、老化が加速しまた身体に様々な不調が現れる更年期障害となってしまいます。
セサミンの構造はエストロゲンと非常によく似ており、体内でもエストロゲンと同じような働きをするため、エストロゲンの代用品として用いることができます(このような物質を植物エストロゲンと呼びます)。
エストロゲンの役割をセサミンに代わりにやってもらうことで、いつまでも若々しい外見や体内環境でいられるわけですね。