ゴマ以外の食品でセサミンを摂取する方法
ゴマに含まれるセサミンは、肝臓の代謝機能の促進やガン予防、うつ病予防など様々な効能で知られる栄養素です。「セサミンを摂ってみたいけど、ゴマは苦手で...」という人もいるかもしれません。セサミンを、ゴマ以外の食品から摂る方法はあるのでしょうか?ゴマ以外の食品からセサミンを摂取する方法についてご紹介します。
セサミンを含む食品
セサミンはゴマ特有の栄養素と言ってよく、ゴマ以外の食物にはほぼ含まれていません。食べ物でないものを挙げるならば、サンショウの樹皮やイチョウにもセサミンは含まれていて、セサミンを抽出する研究が進められています。
セサミンは栄養学的な区分では、ゴマに含まれるポリフェノール「ゴマリグナン」という栄養素群に分類されています。
このように、セサミンはゴマと切っても切れない栄養素なのです。セサミンを炒りゴマそのもの以外から摂るとすれば、擦りゴマやゴマ油などのゴマ加工品からということになります。
どれくらいを食べれば良いの?
セサミンは五大栄養素(人体に必須の栄養素;タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル)ではないため、厚生労働省やWHOといった公的機関によって、摂取目安量が定められているわけではありません。その代わりに、サプリメーカー各社が推奨しているセサミンの摂取目安量は、1日あたり10mgです。この量のセサミンを摂るためには、ゴマやゴマ油で約2gを摂る必要があります。
セサミンがゴマの重量比1~数%程度しか含まれない貴重な栄養素であるのに対し、ゴマの重さの大半は脂質となっています。そのため、ゴマは同重量の肉や魚よりもカロリーが高い食品なのです。擦りゴマやゴマ油などのゴマ加工品でも、この脂質とカロリーの高さは変わりませんから、摂り過ぎや食事全体の脂質・カロリーバランスに注意するようにしましょう。
サプリメントでセサミンを摂る
セサミンをゴマやゴマ油で摂るのが大変という方には、サプリメントがおすすめです。サプリメントならば、いちいち献立や脂質・カロリーのバランスを考える必要がありません。セサミンを毎日食材から摂るのは大変だという方は、ぜひサプリメントを試してみて下さい。
まとめ
ゴマの栄養素セサミンは、ゴマ特有の栄養素と言っても良いぐらいで、他の食材にはほとんど含まれていません。そのため、セサミンをゴマそのもの以外の形で摂ろうとする場合は、擦りゴマやゴマ油などのゴマ加工品から摂るということになります。
セサミンの摂取目安量については、1日10mg以上の摂取を、サプリメーカー各社は推奨しています。
ゴマを食品から摂るのは大変そうだという方は、手軽に充分な量のセサミンを摂ることが出来るサプリメントを利用するようにしましょう。