20代にもどんどん人気が広がるセサミン
ゴマの栄養素セサミンにはガン予防や肝機能の向上、しみ・しわの改善など数多くの効能があります。セサミンといえば中高年向けのサプリメントのイメージが強いかもしれませんが、実は20代の方にもおすすめできる効能が沢山あるんです。セサミンのどのような点が、20代の方に人気となっているのか見ていきましょう。
セサミンの20代向けの効能
セサミンは全身の器官に関して、多くの効能を持っていますが、特に代謝活動を司る肝臓や美容などに関する効能が、20代向けであると言えます。
肝臓に関する効能
肝臓の主な役割は、食物から摂った栄養素を分解して、必要な物質を合成すること(代謝)やアルコールなどの毒物の分解(解毒)、胆汁を作り出すことによるコレステロールの調節などです。
20代では体力がみなぎって、食欲も旺盛なため、つい食べ過ぎてしまうという方も多いことでしょう。セサミンは肝臓の働きを活発にしてくれますので、食べた食事の栄養素をしっかりと身体に摂り入れることができます。また、高カロリー・高脂質になりがちな食生活も、セサミンがコレステロール過多とならないように調節してくれるため、肥満や高血圧などのリスクを予防してくれます。
お酒を飲むことができるのは20歳からですが、20代のうちはまだまだお酒との上手なつきあい方ができずに、悪酔いや二日酔いに悩むという人は少なくありません。セサミンは、肝臓のアルコールやアセトアルデヒド(アルコールが分解されて発生する物質で二日酔いの原因となる)を分解する働きを活発にするため、お酒を飲む機会が多い人にはもってこいの栄養素なのです。
美容に関する効能
人が生きる上で必要不可欠な酸素がふとしたことで変化し、有害物質となったものが活性酸素です。活性酸素は、紫外線やタバコ、ストレスなどが原因で発生し、周囲の細胞や組織を傷つけ、機能の喪失やガンの原因となります。セサミンには、この活性酸素と反応して、これを除去する働き(抗酸化作用)があり、活性酸素が身体に及ぼすダメージや症状を予防したり、軽減したりしてくれます。活性酸素が原因となって起こる美容の問題には次のようなものがあります。
・しみ・しわ・くすみ
・肌のたるみ
・白髪・抜け毛などの髪のトラブル
美容への意識が高い人は20代のうちから、肌や髪の毛のケアを欠かしません。逆に言えば、若いうちにこれらのケアをおろそかにしていた人が、中年以降にトラブルに悩まされるわけです。
セサミンを摂ることで、肌や髪の毛のトラブルを改善することができるため、現在のルックスだけでなく、数十年後も美しいままでいたいという人に人気があります。
また、セサミンには、肥満の原因となる血液中のLDLコレステロールや中性脂肪を減らし、全身の血行を改善する効果もあるので、ただセサミンを摂るだけでも、肥満のリスクを抑えてくれますし、ダイエットとして食事制限やフィットネスに取り組んでいる人がセサミンを摂った場合には、ダイエットの効果がより明確に現れることになります。
うつ病に関する効能
ワーキングプアやパラサイトシングルなど、現代の若者を取り巻く環境は非常に苛酷であり、うつ病等の心の病気が社会問題となっています。うつ病の原因の一つに、ストレスを感じる際に発生した活性酸素が、神経細胞を傷つけることで自律神経のバランスが乱れることが挙げられます。
セサミンは肝臓で吸収されて、血液を通して全身に行きわたり、一部は神経付近で発生する活性酸素を除去します。活性酸素が除かれることで、神経細胞へのダメージが減り、自律神経のバランスの乱れも治まるため、うつ病を防ぐことができます。
また、20代の女性にとって大きな悩みの種である、生理に伴う精神不安定も、セサミンは改善してくれます。セサミンは女性ホルモン・エストロゲンと構造が似ており、体内ではエストロゲンそっくりの働き(自律神経や血行の調節)をします。そのため、セサミンは、月経前にエストロゲンの分泌が低下することによって起こる、不安感や焦燥感などを軽減・予防してくれます。
セサミンを摂る際に気をつけるべきこと
これまで見てきたようにセサミンには、20代の方向けの効能が数多くあり、健康や美容を全身からサポートしてくれます。では、セサミンを摂る際に気をつけるべきことはあるのでしょうか?
高カロリー・高脂質の食生活を控える
若いうちは、高カロリー・高脂質の食生活となりがちですが、余分な脂質は、中性脂肪やLDLコレステロールといった形で、体内に蓄えられます。脂質が肝臓に溜まりすぎると脂肪肝となって、肝臓の働きが不十分となってしまいますし、コレステロールの調節が適切に行われなくなることで、肥満や高血圧のリスクが非常に高まります。
また、活性酸素と反応した脂質は、過酸化脂質(活性酸素に分類されることもあります)となって、活性酸素と同様に周囲の細胞や組織を傷つけ、機能喪失やガンにつながります。この過酸化脂質の厄介な点は、溜まっている余分な脂質の一部が活性酸素と反応すると、連鎖的に反応が進んで、次々に過酸化脂質となる点です。
セサミンは過酸化脂質と反応することで、これを除去しますから、過酸化脂質が減ると同時にセサミンも減っていきます。そのため、セサミンがいくら過酸化脂質を除去しても、体内に余分な脂質が溜まっていると、次々に過酸化脂質が発生してしまい、焼け石に水となってしまいます。摂取したセサミンをより効果的に活かすためにも、高カロリー・高脂質の食事は避けるようにしましょう。
活性酸素の原因となるもの・生活習慣を避ける
先ほど述べた過酸化脂質と同じく、活性酸素も量が多すぎると、セサミンの効果を相対的に減少させてしまいます。活性酸素を発生させるもの・生活習慣には次のようなものがあります。
・紫外線
・タバコ
・過度の飲酒
・化学薬品
・多量の食品添加物
・強いストレス
・激しい運動
これらを避けることで、活性酸素の発生を抑えるようにしましょう。
サプリメントの規定量を守る
数粒飲むだけで1日分のセサミンを摂ることができるサプリメントは、効率的な摂取方法として若い人たちにも人気があります。サプリメントには、栄養素の他にも、飲みやすいように充填剤や増量剤などの添加物が含まれていますが、規定量以上のサプリメントを飲むと、消化不良を起こし、かえってセサミンを吸収できない恐れがあります。ですのでサプリメントの規定量はしっかりと守るようにしましょう。
まとめ
ゴマの栄養素セサミンには、20代の人向けの効能として次のようなものがあります。
・肝臓の代謝機能の向上
・肥満や高血圧の予防
・悪酔い・二日酔いの防止
・しみ・しわ・くすみ・たるみなどの肌のトラブルの予防
・白髪・抜け毛などの髪のトラブルの予防
・うつ病の予防・改善
・月経前症候群などの生理に伴う不安症状の予防・改善
セサミンが持つこれらの効能を活かすためには、
・高カロリー・高脂質の食生活を避ける
・活性酸素の原因となるもの・生活習慣を避ける
・サプリメントの規定量を守る
といった点に気をつける必要があります。