セサミンを摂取できる麺類
肝機能の向上やガン予防、LDLコレステロール値の低下など、様々な効能で人気のセサミンですが、サプリメントだけではなく麺料理からも摂ることができるんです。おいしくセサミンを摂ることができる麺料理について、見ていきましょう。
セサミン入りの麺料理を自作する
(1) 坦々麺
(2) 豆乳ゴマうどん
(3) ゴマだれつけ麺
セサミンが入っている麺料理
まず、セサミンはゴマ固有の栄養素ですので、ゴマやゴマ油を使った料理からしか、セサミンを摂ることはできません。ゴマやゴマ油を用いた麺料理として有名なものには、炒りゴマをトッピングした坦々麺や、ゴマだれ風のつけ麺などがあります。ゴマ油を多く使った油そば、汁なし坦々麺などからも、セサミンを摂ることができます。
また、ゴマそのものを麺の材料の一部としたゴマ麺というものもあります。小麦粉にゴマを粒のまま練り込んだ製品や、ゴマ粉として練り込んだ製品、麺を細くする小均(こなし)の際にゴマ油を用いた製品など様々な種類があります。人気があるのは、炒りゴマをそのまま麺に練り込んだ製品で、噛んだ時に、ぷちっとした食感を楽しむことができます。
セサミン入りの麺料理を自作する
ゴマを使った麺料理を自作すれば、手軽に沢山のセサミンを摂り入れることができます。ここでは、料理経験があまりない人でも作りやすいレシピをご紹介します。
(1) 坦々麺
【材料】(2人分)
・インスタントラーメン みそ味 2袋
・豚ひき肉 200g
・豆板醤 小さじ 1
・ゴマ油 小さじ 2
・ネギ 適量
・ラー油 小さじ 2
(A)
・にんにく(すりおろし) 小さじ 1
・料理酒 小さじ 2
・砂糖 小さじ 1
(B)
・豆乳(調整) 200ml
・すりゴマ(白) 大さじ 3
【作り方】
フライパンにゴマ油を引いて熱し、豚ひき肉、豆板醤を入れて炒めます。豚ひき肉に火が通り次第、(A)を加えて炒め、火を止めます
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湯400mlで麺を3分ほど茹でます
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麺と茹で汁に、付属のみそスープ(小さじ4)と(B)を混ぜ、器に盛ります
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豚ひき肉、豆板醤を盛り付け、ねぎを散らして、ラー油を垂らして完成です(2) 豆乳ゴマうどん
【材料】(2人分)
・うどん 2玉
・豚バラ肉 200g
・大葉 2枚
・ネギ 適量
・炒りゴマ 適量
・天かす 適量
(A)
・豆乳(無調整) 300g
・めんつゆ 大さじ 4
・ゴマ油 小さじ 2
・すりゴマ(白) 大さじ 2
【作り方】
(A) を混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やします
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うどんを茹で、ゆがき終わったらザルで水を切り、氷水で冷やしておきます
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うどんを茹でたお湯で、豚肉を茹でます
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冷蔵庫で冷やした(A)にうどん、豚肉を入れて、大葉、天かす、ネギ、ゴマをのせて完成です(3)ゴマだれつけ麺
【材料】(2人分)
・豚肉か鶏肉 150g
・ナス 1本
・ミョウガ 適量
・シソ 適量
・そうめん 2束
(A)
・ゴマドレッシング 200ml
・水 250ml
・豆板醤 小さじ 1
・みりん 大さじ 5
・しょうゆ 大さじ 1
・すりごま 大さじ 3~5
【作り方】
そうめんを茹でて、冷水で冷やします
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肉とナスを手ごろなサイズに切ります
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フライパンにゴマ油を引き、肉とナスを炒めます(肉の後にナスを入れます)
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肉とナスに十分に火が通ったら、鍋に(A)を入れて、5分ほど煮込みます
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鍋にすりゴマを入れて、火を止めます
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ミョウガ、シソと茹でたそうめん、スープを合わせて完成です
セサミンを麺料理から摂る際の注意点
麺料理からセサミンを摂る際に、どういった点に注意するべきなのでしょうか?
実はゴマは、同じ重さの肉や魚よりもカロリーが高い、高カロリー・高脂質の食材です。ゴマを使った麺料理を食べるならば、1日の食事全体のカロリー・脂質のバランスに気をつけるようにしましょう。また、坦々麺やラーメン、油そばといったメニューは、塩分が多く含まれています。スープを飲み干してしまうと、かなり多くの塩分が体内に入ってしまいますので、どれだけおいしくてもある程度、スープを残すなどして、カロリー・脂質・塩分過多にならないように注意しましょう。
また、ゴマを使った麺料理を自作する際には、ゴマをそのまま用いるのではなく、なるべくすりゴマにして用いた方が、消化の点からは、効率が良いです。ゴマの殻がついたままだと、セサミンの吸収効率はだいぶ下がってしまいますから、ゴマをそのまま使った料理の場合には、よく噛んで食べるようにしましょう。
まとめ
ゴマに含まれるセサミンは、肝機能の向上、ガン予防など様々な効能で注目されている栄養素ですが、サプリメントのみならず、麺料理からも摂ることができます。
セサミンはゴマ固有の栄養素ですので、ゴマやゴマ油が使われている麺料理からしか摂ることはできません。ゴマを使った麺料理として有名なものには、坦々麺やゴマだれ風のつけ麺、ゴマ油を使った油そばなどがあります。
また、ゴマを使った麺料理を自作すれば、簡単にセサミンを沢山摂ることができます。インスタントの袋麺を利用した坦々麺や、ゴマドレッシングを用いたゴマだれ風のつけ麺などが、作りやすいので料理初心者の方にもおすすめです。
麺料理からセサミンを摂る際には、ゴマのカロリー・脂質やスープの塩分に気をつけるようにしましょう。