妊娠中はセサミンを控えよう!その理由とは

1.妊娠中のセサミンはなるべく控えよう
2.妊娠中にセサミンサプリメントを避けたい理由
2-1.ホルモンバランスが乱れる
2-1-1.妊娠中の母体を守る女性ホルモン
2-1-2.エストロゲンの代わりとして働くセサミン
2-2.栄養が偏る
2-3.添加物による悪影響

妊娠中のセサミンはなるべく控えよう

セサミンは定期的に摂取することで効果を発揮する成分ですが、妊娠中の摂取は控えたほうが良いようです。
薬と同じように、サプリメントなどの人工物は胎児や母体への影響を及ぼす恐れがあります。
メーカーの商品によっては、医師に相談のうえ摂取できるセサミンもあります。
しかしいずれにせよ、自己判断でのセサミンサプリメントの摂取は危険です。
1つの成分が凝縮してあるサプリメントよりも、栄養バランスに優れた食事を摂ることを妊娠中には心掛けましょう。

妊娠中にセサミンサプリメントを避けたい理由

ホルモンバランスが乱れる

セサミンには、女性ホルモンの代わりとなって働く特徴があります。
更年期障害や月経前症候群の改善にセサミンは有効ですが、妊娠中の場合にはこの作用が母体へ悪影響を及ぼす恐れがあるのです。

妊娠中の母体を守る女性ホルモン

女性ホルモンには、

  • ・女性らしい体つきを作るエストロゲン
  • ・妊娠の準備を行うプロゲステロン

の2つがあり、それぞれがバランスよく分泌されることで女性の健康を維持しています。
しかし、妊娠中はこの女性ホルモンのバランスが乱れがちになります。
特に妊娠初期の場合は、子宮の環境を整えたり、体温を上げたりするプロゲステロンの分泌が多くなります。
妊娠中の女性が心身ともに不安定になるのは、女性ホルモンのバランスが崩れやすい状態にあるからです。

エストロゲンの代わりとして働くセサミン

セサミンには、エストロゲンの代わりに働く特徴があります。
加齢や月経周期によって分泌量が減るエストロゲンを補うことで、女性ホルモンのバランスを整える効果がセサミンにはあります。
しかし、妊娠中にセサミンを摂取してしまうと、ただでさえバランスを崩しやすい女性ホルモンへ更なる影響を与えることになってしまいます。
女性ホルモンが妊娠中に大きく崩れると、以下のような不調が現れることがあります。

  • ・シミやニキビなどの肌トラブル
  • ・髪の毛が抜けやすくなる
  • ・気分が深く落ち込む、またはイライラする
  • ・食欲の減退

妊娠中の体は、なんとか女性ホルモンのバランスを取っている状態です。
ホルモンへ影響を与える成分を摂取してしまうと、そのバランスを自ら崩してしまうことにもなりかねません。
妊娠発覚後に心身の不調を感じる場合には、なおさらセサミンの摂取は控えましょう。

栄養が偏る

妊娠中は、つわりなどで食事がとれない人も多くいます。
また、女性ホルモンの乱れが原因で食欲のわかない人も多いようです。
食事からじゅうぶんな栄養を摂ることができない場合、サプリメントなどで栄養を補うという方法を選ぶ人もいます。
しかし、食事を摂取できない状態でセサミンのサプリメントを飲んでしまうと、栄養が偏ってしまう恐れもあります。
母子の健康のためにも、バランスの取れた食事からしっかりと栄養を摂ることが大切です。

どうしても食事がとれない場合には、栄養補給のためのサプリメントなどを摂る選択肢もあります。
しかしその場合は医師へ相談し、妊婦用に作られている製品を摂取するようにしましょう。

添加物による悪影響

セサミンそのものはゴマ由来の天然成分ですが、サプリメントによっては添加物などを使用している製品も存在します。
防腐剤や着色料などは、妊娠中であればなおさら避けたい成分です。
セサミン以外のものが混ざっている恐れのあるサプリメントは、妊娠中は控えた方が安心です。

どうしてもサプリメントを摂取したい場合には、材料として使われている添加物に気を付ける必要があります。
製品の材料や原産国地をきちんと確認し、安心できる製品を選びましょう。
メーカーによっては製造工程をホームページなどで公開していることもあるので、それらを確認できる製品であればより安全です。
いずれにせよ、摂取したいサプリメントがあったら必ず事前に医師へ相談してください。

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